Preserved Love

嗚呼、どうして、どうして
永遠願っただけで
乾いた倫理など朽ち落ちて

嗚呼、嘆いて、嘆いて
土に還すことだけが
正しい愛だとか悲しいわ

可愛いまま、愛したまま 点線の上切り取って
永遠など 造ればいい 覆水も盆に返すわ

おいで 過ぎ去った時を 嘆いてばかりで
立ち止まることに 意味など無いの

色褪せた頬に頬紅をさして
私好みの preserved lover

連れ添った日々に 思いを馳せても
孤独な私は現実主義で

冷えきった頬に唇重ねて
そのままでいて preserved lover

嗚呼、本当は、本当は
失う事が怖くて
貴女に縋りついてしまうだけ

嗚呼、忘れて、忘れて
風化させることだけが
正しい愛だとか寂しいわ

綺麗なまま、愛したまま 糊代の上貼り付けて
永遠など 造ればいい 必衰なんて可笑しいわ

おいで 過ぎ去った時を 嘆いてばかりで
立ち止まることに 意味など無いの

痩せ痩けた頬に 含綿をして
私好みの preserved lover

連れ添った日々に 思いを馳せても
孤独な私は現実主義で

固まった四肢に呪いをかけるの
そのままでいて preserved lover


おいで 過ぎ去った時を 嘆いてばかりで
立ち止まることに 意味など無いの

色褪せた頬に頬紅をさして
私好みの preserved lover

連れ添った日々に 思いを馳せても
孤独な私は現実主義で

冷えきった頬に唇重ねて
そのままでいて preserved lover